声が出にくい、かすれてきたと感じていませんか?声が出る時は、左右の声帯がピタッとくっついて振動しています。筋が衰えると隙間ができてしまい、しわがれ声になります。声帯は二十代がピークでその後は何もしなければ衰えていきます。足腰と一緒です。声帯には、体を安定させたり、ふんばる力を出したりする役割があるため、衰えるとつまずきやすくなったり、重いものを持ち上げにくくなったりと全身への影響もあるといいます。喉が閉じにくくなるため、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。トレーニングで改善することができます。「のーのー発声法」低音から高音まで、高音から低音まで「のー」と発声する。ストローを加えて「ウー」と5秒以上発声を繰り返すのも効果があります。歌や朗読も効果的です。発声のトラブルには病気が潜んでいることもあるので、気になる方は受診をして異常がない事を確認してからトレーニングをしてください。 徳丸ふれあい館看護師 五味
